2019年12月24日火曜日

スキーシーズンイン



12/21-22 八方尾根

高校山岳部のOBとしての付き添いで白馬八方でシーズンイン。



真っ黒。下界ではチャリで移動できます笑

雪が少ないのは重々承知していたけど、本当にない...
この11年間ほぼ毎年同じ12月の後半に八方に来ているけど、ここまでないのは初めて。

今まで暖かくてクライミングにはちょうどよかったけど、逆にスキーヤーとしては厳しい冬。

それでもさすが八方尾根。
雪が少ない割にはオープンしているエリアのバーンの状態は上々。

パノラマで1本目。


ちなみに今シーズンの板はJski the MetalにFritschi TECTON 12を搭載。
ブーツは昨シーズン末にぶっ壊れた初代マエストラーレから去年モデルのマエストラーレRSに。


派手!
センターは104だけどバキバキに硬いのでハードバーンのカービングでも問題なし!
なんと凶暴な板...

ちなみに訳あってウェアもド派手。
もしゲレンデで見かけたら怖がらず話しかけてください。汗



もちろんスカイラインはオープンせず....

小屋から黒菱。

赤い小屋の現役の合宿に顔を出すのもこれで最後かなぁ...
ご飯ご馳走様でした。


名物の昼飯、フランスパンタワー&スープ


自分はこの小屋のおかげでスキー漬けの日々を今まで過ごすことができたし、冬の北アルプスがどういう場所なのか学ぶことができた。

なんと言うか、今の自分が持つ山への価値観の多くの部分がこの小屋で得た経験から来ているんじゃないかな。

こんなこと言うのはおこがましいかもしれないけど、今の現役の部員も心震わせる何かしらの体験をこの小屋でしてくれるといいな。



下りの国際リフト。真っ黒〜 とりあえず雪ふれ〜〜〜!!






二子



台風の影響で御前岩が行けず、
それでも被った石灰岩が登りたい、
となったので二子と川又へ。

12/1 川又
ミヤザキミドリ 5.10a mRP 再登・アップ
タコ 5.11b ×〇
スネークジュニア 5.11d ×
イヤーイヤー ×〇

近場の石灰岩の岩場ということで川又へ。

混み混み....


半年ぶりくらい?
デザートソングやりたいな〜と思って来たけど混みすぎて断念。

足がつるつるで怖かったけど気になっていたタコとイヤーイヤーは無事RP。

イヤーイヤー


OSができなかったのは残念だけど、正直いまの実力ではOSは厳しかった。
特に足が怖くて重心が上がりがち。

とはいえ、久しぶりに完登をしたのでまあ多少お茶は濁せたかな...



12/5 二子
悪魔のエチュード 5.10a mOS
ホテル二子 5.11c ××〇
クレーター 5.11b ×××〇

悪魔のエチュードmOS
悪魔のエチュードはぜひともmOSしてみたいと思って取りつく。
出だしがしっくりこなくで何回も仕切り直し。
中間部はガバの連続だったから安心だけど、
コルネのうえに乗っ超すところも緊張して全体的に動きが硬かったし少しパンプした。
雲行きが怪しい。
そして10aには感じない(笑)

念願のエチュード。しっかりmOSできて一安心

ホテル二子 1便目
mOSトライは4ピン目まで。
そのあとのムーブはほぼ各駅停車で全ムーブがほとんど一発でできた。
前半部がおもったよりガバだったのでテンションが上がる

ホテル二子。メリハリがあって快適

ホテル二子 2便目
民宿の存在を知らず核心部に突っ込もうとしたけど、「これはできそうにない」と思ってあわててレスト。
そのレストポイントが民宿らしいと後で知った。
核心のボルダームーブの精度が落ちており登れず。
何回かムーブを練習して左足がキーだとようやく気付く。

ホテル二子 3便目 RP
いままでの2便分の修正があってすいすい登れた。
落ち着いていたし快適なトライ。

クレーター
核心が出だしなのでなかなかできない。
ちょんぼして途中から上部のムーブをやると、ほぼ一発でできた。
初手を何回もやってみるけど止まる気がしない。
右手の指が痛い。

実質3ピンのクレーター

一回休んで日没前にトライ。
気合で痛みを我慢して全力で体を入れると、自分でもびっくりするくらいすんなり核心の一手が止まる。
よれていてつらかったけどそのまま上部のムーブをシャウトしながら処理。
ボルダーだったけどなんとかなった。


12/8 二子
話がピーマン 5.10a mOS
ノースマウンテン 5.12a  ×××
シリアル 5.10d mOS

話がピーマン
アップ。初の祠エリア。岩は暖かい。
一手核心だけどあまり楽にできない。
核心で上重心になってしまう。

ノースマウンテン1便目
OSトライは4ピン目まで(1か所目の二ーバーの場所)
二ーバーがわからずアンダーでパンプ、テンションコール。
ホールドの握りすぎで疲れた。
その後各駅停車。
ムーブは全部できたけど、(二ーバーレストとかも知らなかったので)正直つながる気がしない。

ノースマウンテン。初めて触った時は繋がる気がしなかったのに...


ノースマウンテン2便目
せっかく来たし、という気持ちで義務感から2便目(←よくない)。
1か所目の二ーバーがなぜか決まってびっくり。
そのあとの1手が悪いな~と思っていたけど、それが何とか出来てそのまま8ピン目までいけた。
でも後半が上重心になってた。

ノースマウンテン3便目
2便目で思ったよりできたので、少し気持ちがポジティブに
最終ピンまで行けたけど、直前で教えてもらった二ーバーレストを試してみたけどはまらず最後の核心ができなかった。
テンションをいれてからもう一回やると二ーバーはまったので、これで次は行けると確信。
でも混んでいて時間も時間だったのでタイムアップ

シリアル mOS
ノースマウンテンをやったあとだったので強度慣れがあるせいか体がよく動いた。
特に下半身が柔らかかったので重心を下げれた。
行ったり来たりができて(戻るのができた)しっかりmOS
最後は少し張ったけど。

シリアル。ルート見た瞬間にここ登ってみたい!って思えた。


12/11 二子
悪魔のエチュード 5.10a mRP 再登・アップ
ノースマウンテン 5.12a ×××××

パートナーより一足早く二子に着いたので祠でストレッチ。こっちは朝あったかい。


悪魔のエチュード
依然として出だしと乗越のムーブが不自然
朝一に触るからなのか、エチュードはいつも体が硬い印象。
あんまりアップにはよくない?

ノースマウンテン1便目
ヌンチャクがかかっていたのでこのトライで落とすつもりでトライ。
ゴールホールドから2手前までとってそのあとフォール。
最後の二ーバーレストより先、核心の数手前の手順が不確かだった。
あと下部で横に効かせるホールドを握りすぎていた(ピンチ気味)。

ノースマウンテン2便目
ポカポカの昼間にトライ。
最初の二ーバーから出ようとしたときに足がすっぽ抜ける。
なぜかよくわからない。
おそらく二ーバーがあまり信用できず怖かったからそれでポジションが変になってた?

ノースマウンテン3便目
手順もしっかり決まってトライ。
ゴールホールドつかんだけど、浅いところだったので持てずにフォール。
ほぼ完ぺきだったはずなのに...
核心をとるときの左足のける位置をしっかり決めることにする。
いままでは勢いで振って(かっちり左足を決めずに)処理していたのが原因?

ノースマウンテン4便目
夕方。
最初の二ーバーから出て持つ右アンダーが全然持てずにテンションコール
重心が高かった気がするけど、いまいち原因がわからない。
気負いすぎ?

ノースマウンテン5便目
最終便。
すべてしっかりこなせたけど結局高度は1便目と同じ。
よれてた。それに尽きる気がする。




12/12 二子
悪魔のエチュード 5.10a mRP 再登・アップ
ノースマウンテン 5.12a 〇
モダンラブ 5.12a ××

悪魔のエチュード
体の動きはいままでの中で最悪。
一番疲れた。先行き不安。
でもパートナーの方が、「連投なんていっつもそんなもんだから気にしないほうがいいよ」って言ってくれて少し気持ちが軽くなる。

ノースマウンテン1便目 RP(計9便)
焦らず11時過ぎにトライ。
岩も温まってちょうどいい。
フレッシュだから体も動いて一番リラックスできた。
スムーズにムーブがこなせてよかった。
結局ムーブの良さ⇔ホールドの保持感という印象。
ホールドが持てないといくらやってもムーブは雑で無理矢理っぽくなる。
結局保持力。
保持力があれば自信を持てるし、自信があればよりベストなムーブを自信をもって繰り出すことができる。
そして保持力クライミング=上重心ではない。

弓状入門のノース。ようやく登れた。これで次のステップに進める。


もう初日に触ったとき「これはもう登れる」と思ったけど、そこからが絶妙に長かった。
もう少し少ない便数で落としたかったけど、詰めの甘さや焦りだったりといった未熟さで便数がかかってしまった。

モダンラブ 1便目
火の鳥おすすめされたけど、モダンのほうがかっこよかったのでモダン。
見た目より傾斜にやられてなんとかトップアウト。
一部全然ムーブができない
あんまり登れる気がしない。
ノースで12a簡単と思っていたつけが回て来た感じ。

モダンラブ 2便目
相変わらず最初のムーブができない。
後半は全部できたけど、できそうにないボルダームーブなので気持ちが乗らない。
とりあえず回収。
保持力がないから登れてない。

12月も中旬なのにポカポカの二子。


12/13 二子
ワークホリック 5.10b mOS
ペトリューシカ 5.12b ××

ワークホリック mOS
アップで初めてのルートを。
ボルト位置が悪くてかなり緊張した。
アップにしてはあんまり快適じゃない。
3連登のせいもある?

ペトリューシカ 1便目
もう少しガバっぽくてボルダー要素のない持久系ルートを探しペト。
でも予想以上に強度が高く3便目以上各駅停車。
結局最後ができずTOならず。

ペトリューシカ 2便目
せっかくさっき触ったしと思い、ペト。
このころにはすっかり心が折れて記念受験モード。
漫然と登るだけで義務感?から登ってる感じ。
案の定指皮が痛くなって終わり。
最終日は正直ダラダラしすぎて全然成果が出ない。
そして出せる気もしていなかった。


12/15 二子
話がピーマン 5.10a mRP 再登・アップ
火の鳥 5.12a ×
ペトリューシカ ××
オーララ 5.11b ×

話がピーマン
この前登った時よりさらに動きが硬い。
寒いから?

火の鳥
足が踏めずよく抜ける。
ピン間のせいもあり怖くて上重心。
すごい疲れるしムーブもできない。
ペトリューシカのほうが簡単そうなのでいったんやめる。
(無駄便だった)

ペトリューシカ 1便目
結局4ピン目までは行けるけど、それ以上ムーブが続かない。
ほかの人をみてると自分のムーブをしている人がいなかった。
このせいなのかと思って他人のムーブをやってみるけど再現できず。
その後は各駅停車。
最終ピンの安定したクリップホールド・スタンスを他人のトライから盗み見た。

火の鳥よりペトの方が登りやすい....

ペトリューシカ 2便目
1便目とまた同じところまで。
各駅停車で最終ピンまで行ってムーブ練習。
はじめて終了点のムーブができてTOしたけど、圧倒的に実力不足を感じた。


オーララ
つかれていたからなんか少し簡単なやつを登ろうと思ってオーララをトライ。
ところがどっこい、かなりの曲者でテンションかけまくり。
二子の11はなめてはいけませんね...







以上でいちおう2019年の国内外岩は終了。
あとは年末年始のタイを残すのみ!

少しずつこんな感じで調子が戻っていくといいな〜





2019年11月30日土曜日

地獄は終わっていなかった


11月後半のまとめです。

11/10 有笠山
フェアリー
ラスカルの手洗い(5.10a) RP アップ
パスファインダー(5.11b/c) × アップ
ヘルケイブ
Blast-off(5.12a) ××××

ルンルンしんすけをトライするパートナー


瑞牆マルチの継続が終わりスポートに戻るため有笠で前から気になっていたBlast-offを。最近全然傾斜を触っていなかったせいか出だしから1一手ずつが精一杯。

結局登れることなく2テンどまり。
こんなんではタイの傾斜が登れないので1週間ルーフ~どっかぶりのトレーニングをすることに。


11/17  有笠山
ヘルケイブ
はじめの一歩(5.10a) FL
寝ぼすけクラック(5.10c) FL
Blast-off ××××

翌週もたまたま予定が空いたのでBlast-off。
1週間傾斜を登っただけでかなり傾斜に対応できるようになってきてびっくり。

Hさん、ルンルンしんすけのRPおめでとう!


先週はつらかったムーブが断然楽になった。
でも1~3便は各小核心で詰めが甘くフォール。

それでも最終便は最終クリップまですべてがうまくいき安定したトライを出せた。
それなのに、それなのに、最終クリップの後のちょっとしたところでフォール...

もうここまでくると地獄。
9月のセルベッサにはじまり、最終ピンで落ち続けるこの3か月。

このフォールは本当につらかった。
悔しいを通り越してひたすらに悲しくて、つらくて、日が暮れたあとの真っ暗な取りつきで泣いた。

いつまで最終ピンで落ち続ければいいのだろう。




11/23 小川山
親指岩
小川山レイバック(5.9+ NP) RP再登
崩壊跡エリア
ギガント(1D) ×

週末の微妙な予報でもせっかくだから行ってみようと小川山に突っ込むものの、天気が悪く小川山は乾いているルートが小川山レイバックのみ。



しっかり再登してそのまま登れそうなどっかぶりのボルダーを求め崩壊跡エリアへ。

後輩が触るというギガントを一緒に触らせてもらう。
1Dなんてこんなグレード手も足も出ないと思っていたけど、案外ムーブ一つ一つは1手を除いてそこまで無理がない感じ。

ギガント(1D)


今まで外岩のボルダーをまともにやったことがなかったのでグレード感がイマイチわからなかったけど、はじめて1Dを触ってみて「あれ?外岩のグレードって自分の思っていたよりかなり甘い?」とか思ったり。

いずれにせよ翌日もあまり回復しそうになかったので早々に撤退。日曜日はベースキャンプへ行きました。



ちなみに最近はしっかりとジムでもトレーニングのログを取り始めました。

フィンガーボード
11月の頭から保持力強化のため部室においてあるフィンガーボードで大学に行く日は毎日トレーニング(10分1セットを1日一回)。
最初は中くらいのエッジですら全然ぶら下がれずガバの2フィンガーポッケも全然だめ。
それが2週間でだいぶ良くなったのは成長。



ボルダー
荻パンが中心で時々秋パンなど。荻パンでは時々3Qが登れるようになってきたくらい。

ルート
11月前半はボルダー中心だったのであまりリードジムは行ってなかった。
11月の暮れにベースキャンプとPump2へ。

ベースキャンプは前回の宿題のルーフの5.11bとアーチの5.11cをそれぞれ1撃で回収。
そのままメインウォールの5.11cにOS便。
うまくオブザベがはまって最終くらいっぷをしてあと1手でゴールのところで思っていたよりホールドが悪くフォール。
いい感じでそこまで登れていた分、悔しかった。

久しぶりのベースキャンプ。11台はpump2より登りやすい気がする。

でも、本当につらかったのはそれから。
そこからOS便含め計4便すべて高度は変わらず最終ピン落ち。

悲しさも通り越して、もう意味がわからない。
完登が全くできない。

Pump2はリニューアルした奥壁の5.11bをOSトライしてルーフ抜けた先の垂壁でフォール。
そして2便目・3便目はその高度から全く伸びず。





富士山シーズンが終わり3か月。
実はこの期間に完登した外岩のイレブン台以上のルートは

会津田島
・山王丸(5.11) ← かなり甘め
有笠
・TEC(5.11c)
小川山
・私の傾斜(5.11b)

のたった3本。12台はゼロ!


これは別に岩場に行っていないからではなくて、たくさんルートを触ってトライしてこの結果。
落ちたルートは数知れず。
しかも絶望的にできない訳ではなくルートのフォール箇所の多くがルートの最終盤。


ボルダーは着実に前より登れるようになってるし、結局リードで何がいけないのかわからずじまい。

10月から完登目前でのフォールに打ちのめされて、11月の頭はマルチとかトラッドをしてクライミングに対するモチベーションは保ってきてたけど、だからと言って難しいスポートが登れるようになるわけではない。

あくまで気分転換で現実逃避にしかならない。

スポートに戻ってきたらとことん登れない自分にしっかしと向き合わされる。

年末に念願のタイ再訪をすることになり、それにむけて強くなりたい思いだけが空回りして全くパフォーマンスがついてこない。

たとえマルチに行こうがトラッドをしようが、9月からの完登できない地獄は終わっていなかった。

もう落ちすぎて落ち癖がついてしまったんだろうか、少し難しいルートをオブザベするときに全く登れるイメージが湧かなくなってきた。

どんなルートを見ても、最後のなんでもないところでなぜかフルパンプしてフォールするイメージしか持てない。


もう一生12台が完登できないんじゃないかとすら思えてくる。

クライミングの動画を見るのもやめた。
プロのすごい動画を見すぎると自分ができると思うムーブ強度を錯覚して、イメージ通り登れない自分に愕然とするだけだから。


毎日フィンガーボードをやって保持力もトレーニングして
食事も高たんぱくで低炭水化物の食事に変えてきている。

ストレッチにも毎日かなりの時間を割いている。

それでも完登は一向に近づかない。

強くなるためにしてきたことがなにひとつ噛み合ってこない。

どんなに最終ピンまで行っても、惜しいところまで行っても、完登できなければ登れていないことと同じ。

結局岩場にはこの9月から11月まで計18日間外岩に行って、目標にしていたルートはなにひとつ登れなかった。
正直、自分が登って自分のパフォーマンスに達成感の持てたスポートルートのクライミングは1本もない。

自分は相当な時間と労力をクライミングに全振りしているのに、自分が登れないルートを久しぶりにクライミングしている人がサクッと登ってしまうのを見ているともはや自分が馬鹿みたいに思えてくる。


このままの感じが続いたらクライミングへのモチベーションがいつまで持てるのか正直不安。
いくら登ること自体が楽しいからって、全く完登できないんじゃその楽しみも希薄になる。
こんな日がずっと続いて、それでもクライミングへのモチベーションをずっと保っていられるほど自分は強くない。




この地獄は一体いつまで続くの?

あとどれくらい苦しまなきゃいけないの?












2019年11月15日金曜日

近況(10月~11月前半):クライミングの「楽しみ方」




10月~11月上旬の記録です。
クライミングとグレードについていろいろ考えさせられる期間でした。

大ヤスリと富士山。


10/2 御前岩
・ハートブレーク(6c+) RP アップ
・セルベッサ(7b+) ×××

御前岩にはユージさんが。
©deloprojet


セルベッサは夕方のトライで最終ピンのクリップ後にフォール。
下部の核心をすべてこなして全部上ってきたうえでのフォールだっただけに相当がっくり。

ユージさんの撮影で来ていたカメラマンの方に写真を撮ってもらったり。
©deloprojet


そしてその後の台風で御前岩はアクセス不能となってしまいました。
宿題は残ったまま...涙

お気に入りの写真。
©deloprojet



10/10 瑞牆不動沢 屏風岩
不動沢愛好会1P目(5.10a NP) ×
百獣の王(5.11c) ×××

パートナーの行き先についてきた感じで不動沢。

はじめての不動沢


アップで触った不動沢愛好会1P目はOSできず。


百獣の王も難しかった。


最終便前。夕焼けに燃える百獣の王。きれい。



10/14 会津田島
・山王丸(5.11) RP アップ
・サル戦争(5.12b) ×
・鉄仮面(5.12bc) ×××

会津田島に行き意気揚々とサル戦争を触るも全く出だしのムーブができず意気消沈
鉄仮面は惜しいところまで行ったけどRPできず。



全然完登できない。



これからしばらくは悪天続き。


10/20 有笠
せっかく来たけど雨で全滅。

海賊船は感謝の心部分が滝になっていた。結構絶望的な濡れ方。

結局荻パンで登る。

結局4Qたくさんと3Q2本くらい。


10/27 有笠 ちっぽけ岩
国体の星(5.10c) FL
TEC(5.11c) ×××××


翌週も懲りずに有笠に来るものの、結局染み出しで全然登れずちっぽけ岩へ。

今年は有笠の紅葉が遅い?

TECにMOSトライ出すも中間部でフォール。

はじめてのちっぽけ岩。ちっぽけではなくてルートも面白い。


1テンでトップアウトできたので、とっととこのルートを落としたいと思い焦ってマシンガントライするも結局登れずひたすら愕然。


自分は5.11cすらワンデイで落とせないのかと思い、かなりメンタルがえぐられた1日でした。



10/31 有笠 ちっぽけ岩
TEC(5.11c) RP
天涯(5.11c) ×××




宿題になっていたTECをすぐに回収して天涯にトライ。
1便目は各駅停車だったけど、2便目で1テンに。
花崗岩のようなカチカチルート。
3便目は再び最終クリップまでするものの登れず。


フェースにある天涯


10月は9月に引き続き全然成果の出ない1か月でした。
9月の調子の悪さは富士山のブランクのせいとしたかったけど、
10月の不調は原因が本当にわからずひたすらつらかった。

ボルダーのグレードはジムで着実に伸びているし、各ムーブもこなせているのに最後に核心でもなんでもないところで落ちて登れない日々が続きました。

なぜ自分が完登できないのか、何が足りていないのかわからずイライラすることも多くてクライミングが嫌いになりそうだった。

だめな記憶を引きずってトライ中のメンタルもブレブレ。
それでもジムに義務感でジムに行き成果は出ず、そのフラストレーションの解消のためにさらにジムで連登し落ち込む毎日。

悪循環がずっと続く沼にはまっていました。

気づけば10月末、クライミングが正直楽しくなかった。




11/4 小川山
屋根岩2峰
・セレクション(5.8 6P?) 〇
・ジェットストリーム(5.10b 2P) 1P目× 2P目〇
マラ岩
・川上小唄(5.7) mRP

10月の自分の惨状を見かねてか、パートナーがセレクションに連れ出してくれました。
実は小川山自体3回目くらいで屋根岩の周辺にすら今回が初めて。

廻り目平は紅葉がピーク


ならこれ登りなさい、という感じでセレクションへ。

よくわかんないけど、楽しいトラバース


決して難しくはないし、ひたすら快適なクライミング。

最後のピッチは快適なクラック

パートナーのHさん。いつもありがと~


最後に2峰のてっぺんに立った時の解放感、下降路の大展望。


どれも最高に気持ちがよかった。

むっちゃ気持ちいい下降路


これでテンションが上がってジェットストリームを安易な気持ちでトライ笑

2P目のフォロー中。こわ...


両方ともフォローだったけど、もしかしてこれフォローのほうが怖い??

1P目は落ちてしまい、2P目は完登。

小川山に来てクライミングの「グレード」に固執していた自分に気づかされる。



最後にイエロークラッシュをやろうかと思って妹岩に行くものの混んでいて川上小唄へ。

マラ岩のてっぺんで夕暮れをぼーっと見ておしまい。
(頑張ったらマラ岩のてっぺんに立てた!)

日暮れ後のマラ岩てっぺん。のどかで気持ちがいい。


決して難しいグレードのルートは触らなかったけど、シンプルにクライミングが楽しかった。
少し肩の荷が下りた気がする。


クライミングの技術とかトレーニングのやり方は本や雑誌にたくさん書いてあるけど、楽しみ方は本には書いていない。

思うようなクライミングができずむしゃくしゃしているとき、こういったクライミングにふと連れ出してくれるパートナーがいて本当によかった。





11/7 小川山
そらまめスラブ
・そらまめ(5.9+) ×
・そらまめハング(5.10c) MOS
屋根岩4峰
・ノイズイノ(5.10b) MOS
屋根岩5峰
・私の傾斜(5.11b) ××〇

先週の紅葉の小川山があまりにも美しく、リピートしたくなったので小川山へ帰還。

数日で紅葉が進んだ?


そらまめは薄々嫌な予感がしていたけど、登れなかった...
1便目でMOSトライ。
4ピン目までは順調でそのあと3mくらい上でバランスを崩してフォール。
駆け下りたから無事だったけどこわ....
心が折れる気がしたので2便目は出さずに転戦。(なかったことにした)

そらまめハングはMOS。
(裏ジェットストリームは楽しそうなのでトライしてみたい)

トライ後くらいに日が差し始めた。とりあえずハング部は冷たかった~



そのままHさんからおすすめされたノイズイノをMOSして

紅葉をバックにノイズイノ


5峰の私の傾斜にトライ。

もちろん自分の傾斜ではないので大苦戦。
中間部からはほぼ各駅停車で1便目TO。


私の傾斜。下から見るとかっこいいライン。

2便目出してみると案外最終クリップまでつながっていい感じだったのに、ちょっと悪いところでバランスを崩しフォール。

長いルートだったので、オブザベで完全にムーブを覚えきれておらずあいまいなところが残っちゃったのが原因かな。

その後パートナーが2便目でRPしたので気合が入り日没直前の16:30から最終便。
スムーズにRPできた。

実はこれが小川山で初のイレブン台。

このルートは5.11dだったり5.11bだったりとグレードがいろいろあるらしいけど、とりあえず苦手なスラフェイス系のルートを完登できて一安心。

終了点から見る夕暮れの小川山が美しかった。






11/8 瑞牆 十一面岩
奥壁
・Joyful Moment(5.9 5P) 〇
正面壁
・錦秋カナトコルート(5.10a 6P) 〇

グレードより気持ちよくて眺めのいいルートをたくさん登りたい!ということで翌日は瑞牆マルチに久々のAさんと。

瑞牆マルチはベルジュエールしかやったことがなかったので、入門マルチを2本継続することに。

5:20くらいに駐車場をヘッドランプで出発し奥壁を目指す。

八ヶ岳に滝雲


案の定正面壁より上で迷ってシロクマのコルに出ちゃったりとか右往左往しながら7:20に基部に到着。

あれ、このフレークって?もしかしてベル....(???)



1P目(5.9)、3P目(5.9)、5P目(5.7)をリードしてすべてOS。
トラッドも簡単なもの登れるようになってきたかな?

3P目がハイライト。長くて気持ちがいい。


朝イチだったのでひたすら手が冷たかったけど10時くらいには頂上。

てっぺん~。正面壁の頂上がすぐそこ。


5.8のオフィズスもフォローだったけどノーテンで登れた。


4P目(5.8)。もじもじしてたけど何とか登れた。

そのまま下降してカナトコルートのとりつきに11時過ぎくらい。

2P目(5.10a)と4P目(3rd)だけリードしたけど、
個人的には2P目を気合でOSできたのがうれしかった。


出だしすぐで足元0.3番のまま甘いホールドのレイバック。
そのあともしばらく悪いのが2ピンくらい続いて、本気で落ちるかと思った。

これほんとに5.10aか??

それでもOSできたからよし。
結構自信になった。

そのままカナトコ岩のてっぺんまで。

いい景色。おりたくない。


フレークもあればクラック・オフィズス・スラブと非常にバラエティーに富んだマルチルートでひたすら楽しかった。

懸垂が少し頭使うのもこれまたいい。(最後の懸垂でスタックしたのは内緒)



夕焼けに焼ける瑞牆。ひたすらに美しい。



最近の不調が何故起きているのかわからないけど、少なくとも富士山前よりは確実に弱くなっている。
その原因は保持力かもしれないしボディかもしれない。

自分のかつてのクライミングのイメージと現在のパフォーマンスの乖離にフラストレーションがかなりあった。

いままでの半年、グレードを目標に頑張ってきてルートそのものよりグレードに拘っていたその反動なのかな。

そしてそのあまりグレードだけでは語れないクライミングの奥深さをいろいろと見逃していた。

気づいたらグレードを伸ばす以外のクライミングの楽しみ方がわからなくなっていた。



そんなとき少しスポートから離れてトラッド・マルチに連れ出してもらってかなり気分が変わった。

あんまりトラッドや花崗岩スラブは得意じゃないから、登れなくてもあまりショックじゃないし、登れた時はうれしい。

そしてなによりも高い岩塔のてっぺんに立つのが何よりも気持ちいい。

9月・10月はそんな純粋なクライミングの楽しみ方を苦労して思い出させてくれた2か月だったのかもしれない。



瑞牆の岩の海はまだまだ登りつくせない。


すこし気分が落ち着いたし、すっかり弱くなってしまったけどまたスポートをコツコツ焦らず頑張っていこう。