岩は逃げる

台風19号の影響、各地に出てるみたいですね。

ボルダー課題もいろいろ消失しているとかっていう情報が。残念...

「岩って何年もずっとそこにあって、課題はずっと変わらずあるって思ってたけど、もしかしたらそうじゃないのかもね。」

って今日のパートナーが呟いてたけど、

課題ってボルダーに限らずともふとした拍子になくなってしまうのかも、と気づかされた。

「今日はヨレてきたし、今度来たらやるか。」

「来週もくるしその日の1便目かな」

「冬の間強くなってまた春トライしよう」

そういうちょっとした気の緩みが、

課題を登るチャンスを延々に奪うことになるかもしれない。

僕をはじめとする学生のように、

社会人より少し時間が多くあって、

岩にも行く機会が少し多い人にとっては特にそうかも。

そういう時にしっかり決める強さってどこからくるんだろう？

もっと仕事とかで忙しくして、機会を減らしてその分一回一回に魂を込めればいいの？

こんな逆説的な解決策は少し悲しすぎる。

だって森や木や空に囲まれてとりつく岩ってすごい気持ちいいし、

それが自分にとってクライミングの楽しさの大きな要素でもあるから。

そんなことを考えながら悶々としていた今日でした。

今日は唯一アプローチに被害がなさそうな会津田島で登ってきました。

崩落してしまった日原街道もいつ開通するのかな？

とか身勝手なことを思いながら御前岩の様子を気にかけています。

御前岩で出会えたルートにまた会いに行けますように。

そして「次回は」って言葉、もう使いたくない。

「次回」があるかなんて本当は誰もわかんないんだから。