クライミングからBCスキーまで、この地球にある山と自然を全力で楽しもうとする、とある人間の軌跡。

2021年2月14日

不帰三峰Bルンゼ

event_note2月 14, 2021 editBy W.Ikeda forumNo comments

 
2/12 不帰3峰Bルンゼ


高気圧に覆われた2月の週末、トマホークさんと不帰Bルンゼに行ってきました。


不帰3峰。3つのピークにはさまれた2つの大きなルンゼのうち右がBルンゼ。


トマホークさんとは昨年の春に白馬右股を滑ったとき栂池自然園ですれ違ったのですが、ほとんどはじめまして。運よくご一緒させてもらいました。


不帰のベテランのトマホークさんにいろいろと教えてもらいながらの1日になりました。


混んでいる朝の八方のゲレンデトップはいつも苦手。

そそくさと歩いて混雑から逃げ出す


かえらず。憧れのピークたち


休日にはさまれているものの、平日の金曜日なのにすごい混雑。

天気はいいので少し飛ばし目で山頂を一目散に目指します。


ひっさしぶりの唐松山頂


主稜線までなんとかスキーを脱がずに行って、アイゼンへ変更。

久しぶりに唐松の山頂。


西には剣の姿も。

この日はずっとうっすらと高曇り。


さてここからは自分にとって未知の世界。


時々いやらしい場所がある不帰の稜線。


Dルンゼや

Cルンゼ&C尾根を覗きながら

Bルンゼの入り口に。

ただし雪庇がごちゃごちゃ張り出しているのでいろいろ偵察します。


いろいろ考えたのち、Bルンゼの入り口にある岩を支点に使って上部のブロック帯だけロープで降りることに。

トマホークさんが狙っていた(?)ラインらしいです。


エントリー部のブロック。高曇りのおかげ(?)か見た目よりあまり不安定化していなかった


懸垂するトマホークさん



ブロック部分が終わってほっとしている自分。


上部のブロック帯が終わってようやく滑走に。

ただ序盤が結構狭い+フラットライト+硬い雪面で正直結構苦労しました。
(一回ウィンドスラブに足を取られてコケたし…)



自分。



抜け口にきてほっとしている自分。

滑りの中身自体は不甲斐ないものだったけどとりあえず憧れの不帰デビューができて一安心


三峰を振り返って。こう見るとBとCって同じくらいの狭さ?


にゃんこ


そしてこの日は2峰のライダーも多数。


しばらくの間、その滑りを対岸でじっくり見学。めちゃめちゃモチベーションが上がりました。


すぐそばに来たからこそわかる質感。

遠目で見るときの漠然とした威圧感とは全く違う表情を見せてくれて、少しずつ滑走のイメージがつかめてきた感じ。


かっこいい!そしてそばで見ると立体感がすごい。


今シーズン、あと一回くらいこのチャンスが来ると信じてコンディションを待ちたいと思います。


おつかれさまでした。


いままでは漠然と憧れの対象だった不帰。

そのデビューがBルンゼという少し変わったものになりました(笑)が充実感がとてもある1本でした。


同時に不帰との距離感が一気にぐんと近づいた気がした一日でもありました。こういう機会を大切にしていきたい。

ご一緒していただいた皆さんありがとうございました。





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