2/20 巻機・黒岩峰
まとまった降雪の後、巻機方面へ行ってきました。目指すは黒岩峰。
前夜に東京を出発して登山口で仮眠。
5時に登山口をスタート。
少しずつ空が白んでくる。谷川がきれい。 |
最初少しだけ巻機へと向かうトレースを辿ったのち割引沢をスノーブリッジで超えて、黒岩峰の尾根へ。
最初の取りつきだけ急登だったけど、その後はシールで登りやすい尾根へ。 |
今回の目的の斜面は黒岩峰の南面です。
トマホークさんが前回、巻機に訪れた時に目をつけていた斜面らしい。
朝を迎えて目的の斜面が美しく浮かび上がる。 |
その斜面の対岸からの写真。 |
オープンでかっこいい急斜面(45度くらい?)だけど、問題は標高が低く、さらに南面であること。
雪が不安定な上、昇温すれば雪崩必至なのでかなりコンディションを選びそう。
ということで滑るなら朝イチ。
最後の急斜面を超えて |
黒岩峰の先のドロップポイントについたのはちょうど斜面が太陽に照らされ始めたころ。
トランジション |
実際上部から斜面を見ると、思ったよりうねりや分岐が多くとても複雑な地形。
めちゃめちゃ面白い。
けど同時に雪がころころ変わるので難しい。
自分。上部はスキーヤーズライトがもなか、レフトがパウダー。 |
一旦斜面の上から1/3くらいの場所でリグループしてから下部へ。
ライトもレフトも地形が複雑でどちらに行くかとても迷う。
始めは雪のいいレフトへと行こうかと思ったけど、数ターンするとスラフがかなり大量発生して、しかも狭いルンゼに吸い込まれていく。 滑り込み先がやばそう+スラフの直撃を受けそうだったのでライトへと避難。 |
登りの感じでは雪はそこまで結合が悪くなさそうだったので、スパインを攻めたら、ノールに入って数ターンで自分の周りの雪がスパーンと切れた。
シューティングクラックを横目で見ながらスパインのトップへと退避。
パキ |
スパーン。 |
おそらく1週間前の降雨+晴天の融解凍結層の上に載った最近の降雪が一気に落ちたのかな。
サイズ1くらい。 |
まあコンディションからしてこのような孤立した急斜面なら、雪崩れるの当たりっちゃ当たり前だけどちょいと肝を冷やしました。
下から斜面を見て。 |
斜面全景。もっと北側の斜面はサポートのない大斜面で雪崩れたらかなりヤバそう。 |
レフト(緑)行ったらただ細いだけできつそう。行かなくてよかった(笑) |
巻機登山口(5:15)-黒岩峰(8:15)-割引沢ボトム(8:40)-巻機6合目(10:45)-ボトム-巻機6合目(12:20)-巻機登山口(13:30)
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