3/18 雨飾山
再び来た晴れのタイミング。
3/16の降雨の影響で、白馬のスキー場レポを見ていると高い標高帯までガチガチに凍ってハードバーンらしい。
そこでアルパインのスティープではなく、あえて標高を落として、日当たりのいい場所のザラメを狙うことに。
思いついたのは、一昨年に敗退した雨飾山の荒菅沢。
山田旅館。3月はメンテナンスで休業らしい。 |
思ったよりガスってるし、山も黒い…と不安になりながらとりあえずスタート。 |
少し歩いていると晴れてきたし、雨飾も見えてきた! |
一昨年も通った不気味な巨木の疎林を通る。 この不思議な木はどうやらシナノキの可能性が高いらしい。 |
頚城は火山の浸食地形なので、地形の緩急が激しい。
その分、スキー移動の際は、どこで担いでどこはシールで頑張るかの判断が難しい。上手くやるとすごい効率的に動けるけど、逆に判断をミスると大幅に時間がかかる。
昇温や降雨によってグライドクラックとか空いてないかな~と心配だったけど、どうやら繋がってはいる。
とりあえず最初の台地までシートラして |
そこからシール。 |
しばらくトラバース気味に登て行くと、荒菅沢が見えました。 |
昇温や降雨によってグライドクラックとか空いてないかな~と心配だったけど、どうやら繋がってはいる。
ただデブリが多く、残念ながらあまり快適そうには見えない…
どこを滑るかは考えつつ、いったん荒菅沢にトラバース気味に滑り込み、さらに北の尾根に乗り移ります。
一昨年行ったときは雨飾山はひたすら遠いイメージだったけど、天気がいいと印象が全然違う。気づけばあっという間に高度を稼いでいる。
悩みつつ、とりあえず山頂へ。雪が硬かったので、素直に板はデポ。
はじめて登った雨飾山は山頂がしっかり山頂感満点でテンションが上がります。
フトンビシかっこいいなあ。これはクライミングでも来てみたい。 |
どこを滑るかは考えつつ、いったん荒菅沢にトラバース気味に滑り込み、さらに北の尾根に乗り移ります。
最初の急な登りだけ耐えると、シールで登りやすい台地に。 |
けっこうシールが滑りやすい雪質で難儀。 |
最後は雪稜気味になるので担ぎ。 |
一昨年行ったときは雨飾山はひたすら遠いイメージだったけど、天気がいいと印象が全然違う。気づけばあっという間に高度を稼いでいる。
奥には焼山など頚城山塊が広がる |
いや~絶景。そして北側にさらに楽しそうな斜面があるではないですか! |
台地をサクッとトラバースして |
荒菅沢をチェック。 |
とりあえず滑れそうではあるけど、デブリ+スノーボールが多い。 うーん。どうするか悩む。 |
悩みつつ、とりあえず山頂へ。雪が硬かったので、素直に板はデポ。
まあとりあえず山頂へ行きますか。 |
はじめて登った雨飾山は山頂がしっかり山頂感満点でテンションが上がります。
やっぱ尖ってる山ってかっこいいね。
どこ滑るかすごい悩んだけど、荒菅沢の北の尾根を登った時にさらに北に広がっていた広大な斜面がどうしても気になる。
そしてこの滑りは完璧すぎて昇天でした。スーパー快適なザラメに最高のロケーション。
様子を見つつ、1894ピークまで移動して、下をのぞき込むとどうやらよさそう。 |
一段滑ってみた感じ、日当たりのいい面はナイスザラメ。日陰はモナカ。 |
地形図だと崖マークがついている喉も無事通り過ぎて |
なんか最高な斜面が広がってるではないですか。 |
そしてこの滑りは完璧すぎて昇天でした。スーパー快適なザラメに最高のロケーション。
動画はインスタやTwitterに上がってるのでよかったら見てみてくださいな。
見た感じ、さらに北の黒沢の源頭が楽しそうだったのでトラバース気味にコルを目指します。
たまらずもう一回登り返し。 |
いや~、自らのシュプールを眺めながらのハイクとはまた贅沢。 |
歩くとわかるけど、やっぱ頚城って地形がホントに面白い。
そのままボトムを流していくとどうやら不穏な空気。
黒沢の源頭部。奥には海谷。 |
黒沢の源頭はなかなか複雑な地形でナチュラルパイプ。 |
リッジに乗ったりまた降りたりを繰り返しながら、まだ緩んでる西面を繋いでいく。 |
地形図見たら滝がある!見落としてた!
途中スノーブリッジの渡り場所とかは動物の足跡がとても参考になった。
動物からも学ぶことばっか。
お疲れ様でした! |
白馬は夕焼けがきれい。 |
ちなみに今回滑ったラインは赤(1本目)と青(2本目)の矢印。
登山大系を調べても赤の沢の名前が出てこなかったけど、黒沢の支流って呼べばいいんですかね?
いや~頚城ってやっぱ面白い。定期的に訪れたくなる山でございますね。
次はパウダーコンディションで荒菅を狙ってみたい!
小谷温泉(6:40)-キャンプ場(7:40)-尾根とりつき(8:15)-荒菅沢出会(10:30)-1894(11:40)-雨飾山(12:30)-1894滑走開始(13:40)-登り返し(13:55)-黒沢源頭(15:15)-小谷温泉(16:45)
あ、ちなみに翌日は卒業式でした。 大学院、卒業できたみたいです。 (アカデミックガウンは友達がレンタルしたやつを一瞬借りて撮ったものw) |
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